かすかなバラの花びら、レッドベリー、ブラックベリーの香り。生き生き、しっかりとした、洗練されたワイン。デカンテーションにより、味にさらなる深さと複雑さが加わる。赤身の肉、ジビエに。樹齢50年以上。フェシー村、モン・スル・ロール村、ジリ村、サン・リブル村の、複数の畑のピノ・ノワールをブレンド。畑由来の自然酵母で醗酵。50％は全房醗酵。フレンチオーク樽(新樽率10％)で10～16ヶ月熟成。無濾過。鳩(コロンブ)の紋章はパコ家の家紋。

雲母片岩と石灰岩で、石の多い土壌。クレイポットで10ヵ月間の発酵と熟成。スモーク、ワイルドチェリーの香り、ブラックベリーの味わい、エレガンとなタンニンが感じられる。「モンヅェット」とは地元の方言で「小さな丘」という意味。

深いルビーレッド。熟した果実味。しっかりとしたタンニンは上質でとてもバランスがよく、これからの熟成が期待される。フィレンツェ風ステーキや、熟成ペコリーノチーズに。10年以上ビオディナミに基きワインを造る実力派の生産者。手摘み。自然醗酵。29ヶ月樽熟成。生産量18,860本。

ガーネット色の反射のある強く煌めくルビーレッド。プラム、チェリー、熟した赤い果実、甘いタバコ、甘草、バルサミコ。エレガントでバランスよく、ビロードのように滑らかで、微ｇたーチョコレートのように包み込む味わい。酸はおだやか。長期熟成を予感させるまだ若いタンニン。カザロステ最上級のワイン。最良のブドウのみを厳選。アリエ産フレンチオーク樽(新樽30％、二年目70％)で18ヶ月熟成。生産量わずか4千本。

チェリーレッド色。熟したチェリー、コショウのニュアンス。力強くシャープ。渋味はなめらかで長い余韻。山・森・雨の気候風土がもたらす暗い影を思わせるダンワイン独特の柔らかさ。花崗岩と砂の土壌。標高350m。樹齢100年以上の畑（2017年の山火事で焼失）。7品種以上の黒白ブドウ品種と、オリーブ、イチジク、プラムなども混植されていた。黒ブドウは除梗し、白ブドウは全房を、小さめのラガールに入れ自然醗酵。生産量わずか683本。

深みのある豊かなルビー色。新鮮な赤い果実、タバコ、焙煎コーヒー、スパイシィ、バニラの香り。ほのかに甘やかで、深くエレガントな後味の余韻が長く長く続く。1時間前の開栓がおすすめ。猪や鹿など赤身肉のグリル、良く熟成されたチーズに。砂・粘土・石灰アルカリ岩土壌の単一畑の最良のブドウから良い年にだけ生産。フレンチオーク樽で18ヶ月のMLF。生産量わずか千本。畑の資質やワインの官能検査を厳しい基準で合格した。

美しいルビー色。スミレや、森の土、スモモ、少しタバコの風味。イキイキとした酸。渋みは強いがなめらか。心地よい余韻が長く続く。ビステッカやペコリーノ。粘土質と石灰岩混合の土壌。自然醗酵。36カ月オーク樽熟成。生産量13700本。10年以上ビオディナミに基きワインを造る実力派の生産者。

明るいルビー色。カシスやダークベリーの香り。素晴らしいタンニンと酸の調和が感じられ、ジューシーな味わい。粘土質とスレート状の石灰岩が混合したガレストロ石灰岩スレートの土壌。自然醗酵。18カ月オーク樽熟成（80％は3200L大古樽、20％は500L2年使用のトノー小樽）の後、18ヶ月8400L大古樽熟成。生産量22000本。

ヴァレー州シャンマレーChampmaraisのビオディナミの畑で摘まれるメルロを主に造られている。濃い色の果物やスパイス、ブラックティーなど香りと、気品のあるタンニンが感じられ、ハードチーズ、野生の仔鴨、うずらやジビエ料理に合う。

深い紫色。チェリー、甘草、黒胡椒、シナモン、スパイシー。ビロードのようになめらかに入る。柔らかくバランスの取れたタンニン。ミネラルとバルサミコの長い余韻。カザロステのスーパーIGT。2003年以降良い年にのみ造られる。50HLのステンレスタンクでデレスタージュしながらソフトに抽出。アリエ産フレンチオーク樽(新樽12％、残りは二年目)でバトナージュしながらMLF、最低12ケ月熟成。生産量わずか4千本。キャンティクラシコとは逆にメルロ80：サンジョヴェーゼ20とし、逆転の発想から生まれた、キャンティクラシコの匠によるスーパーIGT。