熟した赤い果実、タバコ、そしてコーヒーの香り、上質な絹のようなタンニンが感じられる。

香りの繊細さ、絹のようになめらかなタンニンはこの地区に育つピノノワールの特徴がよく表現されている。1000Lから4000Lの大きな木樽の中で熟成され、ほどよい木の香りが感じられる。7-10日間のマセラシオンにより、この色合いが得られる。赤土、砂、石灰岩の土壌。海抜430-550m。

イチゴ、カシス等の香りが気持ちよく華やかに広がる。落ち着いたコクのある味わい。繊細な余韻。ロースト鶏肉、焼肉、鹿肉に。フェシー村、モン・スル・ロール村、サン・リブル村、ジリ村の複数の畑のピノ・ノワールをブレンド。畑由来の自然酵母で醗酵。醗酵を活発にする櫂入を毎日丁寧に行う。瓶詰めの際には自然な形で澱を残す。鳩(コロンブ)の紋章はパコ家の家紋。

洋ナシ、柑橘類、焼きたてのブリオッシュの香り、エレガントでバランスが取れており、まれな芳醇さを備えた味わいは、繊細な余韻で終わる。クルジルーユと呼ばれる畑で混植・混醸の石灰岩の土壌。複数のブドウ品種を同時に収穫。果実味を促進するために比較的低い温度（14～20℃）で自然発酵。マストはコンクリートタンク（Dolia）で発酵し、澱と共に1年熟成。無濾過。

ライムの花、熟した柑橘類、リンゴの繊細で複雑な香りに、ミネラルやバターのニュアンス。酸味のバランスがよく、余韻がエレガントでフレッシュ。自然発酵、澱とともにタンクで12ヵ月熟成、無濾過。

熟した赤い果実、ユーカリの香り。タバコの風味。程よい繊細なタンニンが感じられ、濃厚な味わい。バローロ生産地区の中で北西部にあり、最も標高の高いラモッラ村。1haの畑は標高450ｍ、南西向き、混合石灰質粘土。樹齢30年以上。畑由来の自然酵母による醗酵。熟成はスラヴォニアオーク25hl大樽で24ヵ月、瓶で6ヵ月。

牛肉の赤ワイン煮込みに。力強いルビー色。緻密さと豊かさに酔いしれる自然派バルバレスコ。長期熟成が楽しめる。ネイヴェの、標高380ｍ南西向き、白亜質粘土土壌5haの畑。平均樹齢40年。10月第1週に収穫。自然酵母による醗酵。熟成はスラヴォニアンオーク大樽で20ヵ月。

黄金色。ジャスミンとベルガモットの強い香り。洋ナシ、フローラル、ミネラル。調和のとれた落ち着いた味わい。ミネラルの繊細で複雑な余韻が長く心地よい。ブドウは除梗され、18℃の温度コントロール下で、ガニメデ法で低温マセラシオン。その後、ステンレスタンクと500Lトノー樽に分けて入れシュールリー熟成後、ブレンドされ瓶詰め。

赤い果実やイチゴの香りが特徴で、味わいはフルボディでシルキーで、高貴なタンニンを伴う。サヴィエーズとシオンにあるいくつかの畑から収穫。石灰岩の片岩土壌。オードブルやシチューと合わせて。食前酒としても。ステンレスタンクで熟成。

熟したリンゴ、エキゾチックなバナナ、ハニーメロンの強い香りと、バニラとオレンジの皮のほのかな香り。甘さとさわやかな酸味の中に、スパイスが感じられる。秋に収穫せずに冬まで放置し、凍った状態で糖分が凝縮されたブドウを1月に収穫。ステンレスタンクで醗酵し、2ヵ月澱上で熟成。