■マッシミリアーナ・スピノラと息子のアト・スピノラが、スピノラ家がこの土地で代々続けるワイン造りを行っている。タッサローロ城に近いガヴィに20haの畑を持ち、2006年からはビオディナミ農法に取り組み、農耕馬で土を耕したり土壌に優しい農法を行う。さらに近年では亜硫酸無添加にも精を出している。
■スピノラ家は、先祖は8世紀にまで辿ることがことができ、かつて銀行家や将軍を輩出し、コロンブスの新大陸発見航海の費用を半分負担するなど、メヂチ家と並んで歴史上大きな影響力を長らく持ち続けた名家。時が流れて現代では、スピノラの名を冠したワインで、世界のファインワインラバーを魅了している。